※新型コロナウイルスの感染状況により拝観の制限や中止・内容の変更がある場合があります。
※感染症防止の為、マスク着用・下足袋をご持参くださいますようお願い申し上げます。(受付でも販売しています。)
(予約なしで拝観できます。)
拝観期間 | 2020年11月13日(金)~12月6日(日) |
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拝観時間 | 17:30~20:30(最終入場 20:00) |
拝観料金 | 大人:1,000円/小学生:500円(幼児は無料) 団体(20名様以上):800円 |
30名様限定の特別夜間拝観の期間中(金・土・日のみ)に開催しております。
拝観時間 | 17:00~20:30(最終入場 20:00) |
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拝観料金 | 大人:1,200円/小学生:600円(幼児は無料) |
※新型コロナウイルス感染防止対策のため夕食付きプランは中止となりました。
Highlight01
境内からライトアップされた山門と共に京都市内が一望できます。
山門は1860年の完成しました。楼上正面に、後小松天皇宸翰
「浄土真宗最初門」の勅額があります。
※夜間は、山門の拝観はできません。
Highlight02
御影堂からご入場していただきます。
国内最大級の幢幡(どうばん)や吉備観音(重要文化財)、
運慶作と伝わる文殊菩薩などお参りください。
Highlight03
大方丈では仕掛けのある「虎の襖絵」や
今回特別展示の伊藤若冲筆「群鶏図押絵貼屏風
(ぐんけいずおしえばりびょうぶ)」や
法然上人ゆかりの寺宝をご覧いただけます。
Highlight04
「紫雲の庭」の紅葉のライトアップは
水面に映る紅葉が美しく訪れる人を魅了します。
Highlight05
話題のアフロ仏「五劫思唯阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)」もお参りいただけます。
気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、
髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を
表したのが五劫思惟阿弥陀仏です。
若冲といえば鶏図といわれるくらいに、最も得意とした画題と構図による本画は、各面にそれぞれ番の鶏か雄鳥が描かれている。
一つ一つを見ると異なるポーズ、異なる羽の色の鶏であるのに、どの画面も長い尾羽の一本を上にするという若冲好みの構図が見られ、画面にリズムを生み出している。
青墨が紙に滲む跡を生かした羽の重なりの表現、様々な蔓性植物の葉の葉脈の線描、丸の中に点を描いたような独特の鶏の目の描写等、強い個性を示す若冲らしい作風が見られる。
奇想派として知られる若冲(一七一六~一八〇〇)は京都、錦小路の青物問屋に生まれたが、中国の宋、明時代の作風を広く研究し、極彩色による花鳥図と共に墨画にも長けていた。
活躍した江戸中期は写生派が起こり、画壇全体の流れとしては客観的写生描写へと傾倒していく中にあって、そうした風潮にはまったく左右されることなく独白の作風を確立していった。
写実画でもなく装飾画でもなく、狩野派のような伝統描法からもはみ出た描写は、しかしながら鶏を描かせれば鶏の持つ本性そのものを描き表すという力量を示している。
描く対象とするものの動き方の癖、特徴的ポーズ等を誇張して描くことは、他の作家にはない作画姿勢として大いに注目を集めた。若冲は実際に数多くの鶏を庭で飼い、毎日つぶさに観察した上で一気に紙面に描き上げていたことが知られている。
本図には落款はないが、印章から若冲の作であることが確認できる。
本図は、もと当寺の襖絵であった。菓子司虎屋黒川の宿坊が当山の浄源院であることから、明治時代後半に虎屋黒川が鉄斎(一八三六~一九二四)に依頼して描かせた。
昭和九年の本坊の火災でその大半が焼けてしまったが、からくも難を逃れた部分が風に仕立て直されたものである。残された一部だけでも周りの空間までをも取り込む程の迫力に満ちた大胆な描写と構成を見せている。
太く荒々しい筆致に圧倒されるが、よく見ると岩塊の隙間には春蘭が優しげに咲き乱れ、洞穴には観音の姿があり、その前には水瓶がある。
更に目を凝らせば荒々しい筆跡の中から小鳥の姿も浮かんで来る。
それは正に深山に足を踏み入れた時と同じで、初めは何も気付くことができなくても、目が慣れるに従って緑の葉の上に同じ緑色のカエルが居ることが見えて来る現象のようなものである。
鉄斎は人間の視覚や深山の持つだまし絵のような情景を熟知した上で本図を構成したのであろう。
左右両隻の両端に「空山無人水流花開」と賛が記されている。空山とは広々とした静かな山のことで、人の気配がなく、その静寂を破るものは水音だけで、清い流れのもとには花が咲き乱れているという、俗塵を離れた高邁な世界が描き表されている。
鉄斎は幕末から明治大正期まで長い期間にわたって活躍した文人画家で、常々賛の内容を理解した上で絵を鑑賞してほしいと訴えていた。本画にも二カ所に賛がある。八十三歳の作。
EVENT
イベント情報
夜間拝観期間中、毎日、
大方丈にて、お琴や篠笛などの
邦楽の生演奏がございます。
17:45~/18:30~/19:15~
場所 | 浄土宗大本山 くろ谷 金戒光明寺 〒606-8331 京都市左京区黒谷町121 |
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アクセス | 市バス 岡崎道下車(32・100・203・204系統)徒歩10分 市バス 東天王町下車(5系統)徒歩15分 |
駐車場 | 乗用車:30台(山門下黒谷駐車場 60分 400円 / 最大 800円) ・大型バス駐車場なし ・タクシーは境内までお上がりください。 |
京都駅からのアクセス図
山門下黒谷駐車場のアクセス図